平成27年度NPO共生・協働・かごしま推進事業「都市部と小規模離島(十島村・三島村)をつなぐ援農体験交流事業」

2016年07月06日

 援農1 援農2 援農3

島・十島の両村は100人前後の人口が住む島々が列島をなして連なる全国的にも特徴ある小規模の国境離島であり、高齢化と労働力・担い手不足で、島の暮らしと経済を支える農畜産業・第一産業が衰退の危機にあり、その第一次産業をどう復活再生し、移住につながる交流人口の増大を図って行くかが両村にとって大きな課題となっています。

それらの課題解決に取り組むため、平成27年度に鹿児島県の共生協働事業を県離島振興課の委託を受け、「都市部と小規模離島(十島村・三島村)をつなぐ援農体験交流事業」として実施し、都市の若者を呼び込み地域資源に触れる農業体験等の滞在交流プログラムを通じた都市部と十島・三島の小規模離島との交流拡大を展開してきました。

 この取り組みにより、十島村に15名、三島村では5名、計20名の若者が島に入り、農畜産農家と農作業体験交流を主体に、島の暮らし体験や島の魅力資源・伝統文化に触れる貴重な体験交流を行いながら、一次産業の再生・交流人口の増加に繋げることができました。交流人口の増加にくわえて、十島村への1家族の移住が決定したことも大きな成果のひとつであります。

今回の事業に「十島・三島援農隊」として参加いただいた18名の声を冊子援農体験冊子(web用)としてまとめております。